CloudflareでDNS管理を行っていると、個別にメールサーバを立てることがなく独自ドメインでメールを受信することができる。
それが、Cloudflareの「Email Routing」機能。
別途メールを受信できる環境が必要だけど、Gmailをメインで使ってるので、
そのGmailのメールアドレスに転送することで、独自ドメインのメール受信が利用できる。
送信はGmailの機能を使ってもよかったんだけど、
せっかくAWSを使っているので、AWSのSES(Simple Email Service)を使うことにする。
メール受信:Cloudflareの設定
まずは独自ドメインでメールを受信できるようにする設定。
Cloudflareの設定画面から、「メールアドレス」を選択し、
「Email Routingを有効にする」をクリックする。
※初めての人はこんな画面じゃないかも。俺の場合は一回設定してキャンセルしたので。。
さらに「Email Routingを有効にする」をクリックする。
DNSレコードに追加しろ、ということなので、「レコードを追加して有効にする」をクリックする。
以上で、Cloudflareでのメールルーティング設定が有効になった。
次にどのメールアドレスをどこに転送するかの設定。
「アドレスを作成」をクリックする。
カスタムアドレスに受信したいメールアドレスを、
宛先アドレスに転送先のメールアドレス(Gmail)をそれぞれ入力して、「保存」をクリックする。
メールアドレスが作成され、転送先のメールアドレスにメールが届くので確認する。
届いたメールのリンクをクリックすると、Gmailで受信が可能になる。
ステータスが「アクティブ」になっていればOK。
メール送信:AWS SESの設定
メールの受信ができるようになったので、今度は送信(AWS SES)の設定。
AWSコンソールのSES画面から「Create identity」をクリックする。
Identity typeは「Domain」を設定し、「Domain」に独自ドメイン名を入力する。
ドメイン認証用に特定のDNSレコードを登録する必要がある。
CNAMEレコード3つ分。
DNSレコードを登録してしばらくすると、Identity statusが「Verified」に変わり、
DKIM configurationも「Successful」になる。
次にSMTP認証用のユーザーを作成する。
SESのAccount dashboardより「Create SMTP credentials」をクリックする。
「IAM User Name」に適当な名前を入力して、「作成」をクリックする。
ユーザーが作成され、ユーザー名・パスワードが表示されるのでメモする。
次にGmail側の設定。
メールアドレス追加画面で、名前とメールアドレスを入力し、「次のステップ」をクリックする。
SMTPサーバの情報を入力する。
・SMTPサーバー:email-smtp.ap-northeast-1.amazonaws.com(東京リージョンの場合)
・ユーザー名:先ほどAWSで作成したSMTPユーザー
・パスワード:同上
また確認用のメールが届くので、URLリンクをクリックするか、確認コードを入力する。
以上!
あとはSESを初めて使うときはサンドボックス状態(そんなにメールが送れない)で、
解除申請が必要だったりするので、その辺りは適宜実施・・・ということで。
仕事で使うのならしっかりとしたメール環境を用意する必要があるけど、
個人利用ならこの程度で十分だね〜。
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