Cloudflare+Gmail+AWS SESで独自ドメインのメール送受信を行う

2022/06/26

AWS Google ブログ

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CloudflareでDNS管理を行っていると、個別にメールサーバを立てることがなく独自ドメインでメールを受信することができる。

それが、Cloudflareの「Email Routing」機能。

別途メールを受信できる環境が必要だけど、Gmailをメインで使ってるので、

そのGmailのメールアドレスに転送することで、独自ドメインのメール受信が利用できる。

送信はGmailの機能を使ってもよかったんだけど、

せっかくAWSを使っているので、AWSのSES(Simple Email Service)を使うことにする。


メール受信:Cloudflareの設定

まずは独自ドメインでメールを受信できるようにする設定。

Cloudflareの設定画面から、「メールアドレス」を選択し、

「Email Routingを有効にする」をクリックする。

※初めての人はこんな画面じゃないかも。俺の場合は一回設定してキャンセルしたので。。


さらに「Email Routingを有効にする」をクリックする。


DNSレコードに追加しろ、ということなので、「レコードを追加して有効にする」をクリックする。


以上で、Cloudflareでのメールルーティング設定が有効になった。


次にどのメールアドレスをどこに転送するかの設定。

「アドレスを作成」をクリックする。


カスタムアドレスに受信したいメールアドレスを、

宛先アドレスに転送先のメールアドレス(Gmail)をそれぞれ入力して、「保存」をクリックする。


メールアドレスが作成され、転送先のメールアドレスにメールが届くので確認する。


届いたメールのリンクをクリックすると、Gmailで受信が可能になる。

ステータスが「アクティブ」になっていればOK。


メール送信:AWS SESの設定

メールの受信ができるようになったので、今度は送信(AWS SES)の設定。

AWSコンソールのSES画面から「Create identity」をクリックする。


Identity typeは「Domain」を設定し、「Domain」に独自ドメイン名を入力する。


ドメイン認証用に特定のDNSレコードを登録する必要がある。

CNAMEレコード3つ分。


DNSレコードを登録してしばらくすると、Identity statusが「Verified」に変わり、

DKIM configurationも「Successful」になる。


次にSMTP認証用のユーザーを作成する。

SESのAccount dashboardより「Create SMTP credentials」をクリックする。


「IAM User Name」に適当な名前を入力して、「作成」をクリックする。


ユーザーが作成され、ユーザー名・パスワードが表示されるのでメモする。


次にGmail側の設定。

メールアドレス追加画面で、名前とメールアドレスを入力し、「次のステップ」をクリックする。


SMTPサーバの情報を入力する。

・SMTPサーバー:email-smtp.ap-northeast-1.amazonaws.com(東京リージョンの場合)

・ユーザー名:先ほどAWSで作成したSMTPユーザー

・パスワード:同上


また確認用のメールが届くので、URLリンクをクリックするか、確認コードを入力する。


以上!


あとはSESを初めて使うときはサンドボックス状態(そんなにメールが送れない)で、

解除申請が必要だったりするので、その辺りは適宜実施・・・ということで。


仕事で使うのならしっかりとしたメール環境を用意する必要があるけど、

個人利用ならこの程度で十分だね〜。

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