【失敗】マインクラフト統合版サーバ(Bedrock Dedicated Server)をOCIのArmプロセッサで動かしてみる

2021/10/14

Minecraft OracleCloud

t f B! P L

しばらく放置していたマインクラフト統合版サーバ。

久々に子供と一緒に遊んだら、新しいアップデートが来ていたので、

統合版サーバってどうなってるかなーと思って接続しようとしたら、

接続できませんでした:サーバーが期限切れです!と表示されてログイン出来ず。

クライアントのバージョンが1.17.34で、サーバのバージョンは1.16.201。

そりゃ繋がらんわって話。


そのままバージョンアップするのもツマラナイので、

OracleCloud(OCI)の無料提供機能もアップグレードされたので

新しいサーバ、しかもArmプロセッサで再構築することにしてみた。


(注記)------------

結論を先に書くと、BDSサーバはArmプロセッサでは動かない

OCIの設定しながらブログ書いてたので、

せっかくなのでこのまま失敗記事として書きます。


OCIのAlways Freeが強化

今年の夏ぐらいにAlways Freeの内容がアップグレードされた。

従来は1/8OCPU(=0.5vCPU)、mem1GBのインスタンスが2台までだったけど、

それに加えてArmプロセッサを4OCPU(=8vCPU)、mem24GB、ディスク合計200GBまででインスタンスが何台でも使い放題

というかなり太っ腹な内容に。

詳しくはこちら


これだけ大盤振る舞いしててもOCIはあまり売れてないって、

どれだけOracleが嫌われてるのか・・・・(´・ω・`)


ArmプロセッサのVMインスタンス作成

今回は新しくVMインスタンスを作る。

OSもUbuntuではなくてRHELベースのOracle Linuxにしてみる。

基本的な作成の流れは以下を参照。


主な変更点だけ以下に記載する。

インスタンス作成画面でシェイプ(AWSで言うところのインスタンスタイプ)を

Ampere - VM.Standard.A1.Flex」を指定する。

CPUは1OPCU、メモリは8GBとした。


イメージ(OSイメージ)は「Oracle Linux 8」に変更。

他はデフォルトのまま。


インスタンスが作成されたらSSHログイン。

Oracle Linuxのデフォルトログインユーザーは「opc」なので注意。


Oracle Linux 8の設定

今のカーネルバージョン等を念のために確認。

$ cat /etc/redhat-release
Red Hat Enterprise Linux release 8.4 (Ootpa)
$ uname -r
5.4.17-2102.205.7.3.el8uek.aarch64

まずはOSのアップデート。

$ sudo yum update-check
sudo yum update -y

アップデートが終わったら再起動

$ sudo reboot

再起動後、もっかいバージョン等確認。

カーネルはちょっとだけ変わってた。

$ cat /etc/redhat-release
Red Hat Enterprise Linux release 8.4 (Ootpa)
$ uname -r
5.4.17-2102.206.1.el8uek.aarch64

次にタイムゾーン設定。

現在はGMTになっている。

$ timedatectl
               Local time: Thu 2021-10-14 07:18:14 GMT
           Universal time: Thu 2021-10-14 07:18:14 UTC
                 RTC time: Thu 2021-10-14 07:18:15
                Time zone: GMT (GMT, +0000)
System clock synchronized: yes
              NTP service: active
          RTC in local TZ: no

ので、タイムゾーンを日本に変更する。

$ sudo timedatectl set-timezone Asia/Tokyo
$ timedatectl
               Local time: Thu 2021-10-14 16:39:19 JST ←
           Universal time: Thu 2021-10-14 07:39:19 UTC
                 RTC time: Thu 2021-10-14 07:39:20
                Time zone: Asia/Tokyo (JST, +0900) ←
System clock synchronized: yes
              NTP service: active
          RTC in local TZ: no

サーバプログラム起動→だが起動せずwwwwwwwwwwwwwww

この辺も前回と同じかな。

プログラムの置き場所は"/opt/mds"にした。

$ mkdir /opt/mds
$ cd /opt/mds
$ sudo wget https://minecraft.azureedge.net/bin-linux/bedrock-server-1.17.34.02.zip
$ sudo unzip bedrock-server-1.17.34.02.zip

で、プログラムを試しに動かしてみるんだが失敗。

$ LD_LIBRARY_PATH=. /opt/mds/bedrock_server
-bash: /opt/mds/bedrock_server: cannot execute binary file: Exec format error

ググって見たらMOJANGのコミュニティにガッツリ書いていたわ・・・。


要約すると、BDSはArmプロセッサではサポートされません

ラズベリーパイで同じようなことした人がいたってことですな。

OCIで実際に設定しながら記事を書いたので心が折れたwwwwwwwwwww


せっかくなので失敗記事として載せとく。


というわけで、Armプロセッサでは統合版のサーバは動きませんでした(泣)

Java版なら問題なく動くと思う。

検索

Blog Archive

Popular Posts

About Me

自分の写真
性別:男
年齢:ついに40over
趣味:Snowboard、パソコン、iPhone、子育て

仕事:ユー子の社内SEとしてサーバ、NW等のインフラ全般をやってます

日々生活していく中で思ったことなどをつらつらと書いていきます。

どうぞよろしく!

ブログランキング

ブログランキング・にほんブログ村へ

QooQ