IDとパスワードだけでログインできる。
ってことは、IDとパスワードが他人に知られたら
場合によっちゃ、グレードの高いインスタンスを大量に作られて
請求が大変なことになってしまう恐れも。
そうならないためにも
IDとパスワードを絶対に漏洩してはならない。
ちょっとの手間でさらにセキュリティレベルを強化できるので
最低限これらのことだけはやっておこう。
ちなみにやり方はAWSのベストプラクティスに準じてます。
クラウドはセキュリティーガーとか言っちゃてるバカはもう流石にいないと思うんだけど、
アカウントの管理は事業者責任ではなく利用者責任なので、
自分自身でしっかりと管理しよう。
サーバー等のセキュリティについては二の次でも構わないw
事前準備
セキュリティレベルを強化するのに、流行りの二段階認証を導入する。なので、スマホに認証用アプリをインストールしておこう。
え、認証アプリがわからない?
代表的なのは以下の2つ。
俺個人的には過去に記事を書いたけど、「Authy」派。
ルートアカウントの二段階認証化
ルートアカウントってのがAWSアカウントに登録したアカウント。サーバで言うrootやAdministratorに相当するので
まずは二段階認証を設定する。
1.IAMページ(https://console.aws.amazon.com/iam/home)へアクセス。
2.「セキュリティステータス」→「ルートアカウントのMFAを有効化」→「MFAの管理」をクリック。
3.「仮想MFAデバイス」を選択して「次のステップ」をクリック。
4.注意書きを読んで、「次のステップ」をクリック。
5.認証アプリで表示されているQRコードを読み取る。
表示されたコードを連続で2つ入力して「仮想MFAの有効化」をクリック。
6.「完了」をクリック。
管理用IAMユーザ作成
次。ルートアカウント(AWSアカウント)は基本使わないように。
なので、IAMユーザを作成して必要最低限の権限のみを付与する。
1.「セキュリティステータス」→「個々のIAMユーザーの作成」→「ユーザーの管理」をクリックする。
2.「新規ユーザーの作成」をクリック。
3.ユーザー名を入力して、「ユーザーごとにアクセスキーを生成」にはチェックを入れないで、「作成」をクリック。
4.作成したユーザーが一覧に表示されるので、ユーザーをクリック。
5.「認証情報」タブを選択して「パスワードの管理」をクリック。
6.「カスタムパスワードの割り当て」をクリックしてパスワードを入力し、
(画面が切れちゃっているけど)「適用」をクリック。
7.「MFAデバイスの管理」をクリック。
8.先ほどと同じやり方で「仮想MFAデバイス」を選択して「次のステップ」をクリックする。
9.認証アプリでQRコードを読取り、認証コードを2連続で入力して「仮想MFAの有効化」をクリックする。
10.「完了」をクリック。
グループ作成、ユーザー割り当て
IAMユーザを作っただけでは権限が何もないので、何もできない。権限を設定したグループを作成してユーザーに割り当てる。
1.「セキュリティステータス」→「グループを使用してアクセス許可を割り当て」→「グループの管理」をクリック。
2.「新しいグループの作成」をクリック。
3.グループ名を入力して「次のステップ」をクリック。(ボタンが見切れてるw)
4.ポリシーから「AdministratorAccess」を選択して「次のステップ」をクリック。
※様々なポリシーがあるので、必要なポリシーを適宜選択してもおk。
5.確認画面が表示されるので「グループの作成」をクリック。
6.作成したグループをクリック。
7.まだグループにユーザーが属していないので、「グループにユーザーを追加」をクリック。
8.さっき作ったユーザを選択して「ユーザーの追加」をクリック。
IAMパスワードポリシー設定
要はパスワードの入力規則をどうするかの設定。より複雑なパスワードにしたければ設定しよう。
俺はめんどくさかったのでやってないwwwwwwwwwwwwwwww
請求情報設定
これで作成したIAMユーザーでAWSを自由に操作できる。が、AWSでいくら請求があるのかの画面はルートアカウントでしか見れない。
せっかくなのでIAMユーザーでも見れるようにしておこう。
1.アカウント設定画面を開く。
https://console.aws.amazon.com/billing/home#/account
2.画面下の方にスクロールしていき、「請求情報に対するIAMユーザーアクセス」の「編集」をクリック。
3.「IAMアクセスのアクティング化」にチェックを入れて「更新」をクリック。
ユーザー切替
ルートアカウントからの切替。1.IAMのページにアクセス。
https://console.aws.amazon.com/iam/home
2.「IAMユーザーのサインインリンク」のURLをコピペ。
3.ユーザ名、パスワードでログイン→二段階認証のコード入力。
以上!
簡単すぎるので画面は割愛w
ちなみにIAMユーザーでログインするときには以下の属性が必要となる。
・アカウントID
・ユーザー名
・パスワード
・二段階認証コード(設定時のみ)
このアカウントIDが自動で割り振られる数字なので、
任意の文字列に変更することが可能。
上記2.のサインインリンクの横にある「カスタマイズ」をクリックして
「アカウントエイリアス」(別名)を設定すればおk。
参考サイト
俺はほんとに最低限のことしかやってない。本当はもっと設定すべき項目があるので、
詳しいことは↓へ。
AWSアカウントを取得したら速攻でやっておくべき初期設定まとめ - Qiita
あとAWS公式のベストプラクティスも。
IAM のベストプラクティス - AWS Identity and Access Management
終わり
ベストプラクティスに書いてあることを全部やっておけば100%安心wというよりも、
AWSで登録するアカウントのメールアドレスやパスワードは
他所とは絶対に重複しないものにする
というのが一番安全ではなかろうか。
パスワード等の管理は↓の「1Password」を使うのがオススメ。
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